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『なぜ買い続けてしまうのか?』




From 山崎拓
安曇野の自宅より、、、



今日、Motoが久しぶりに僕の家に泊まりにきました。
(彼がインドへ買い付けに行く前に
泊まり込みで色々と大事な話をしたかったのです^^)

そして家の中に入った時に
僕の書棚を見て、こう言いました。


「あれ?また本増えてない?」


・・・・・
そうなんです。


実は
僕は数年前から特定のジャンルの同じような本を買い続けています。
僕の家の本棚にはそのジャンルの本が8割9割を占めていて
もう知識としては十分あるにも関わらず、また新しい本を買ってしまうのです。


もちろんその時に必要だから買う、というのはいいのですが、
時に知的好奇心を満たすだけのために買ってしまうこともあります。

こういう時は目的がなく、ただそのときの欲求を満たすだけのために
買ってしまっているので、買っただけで全く読まないということもあります。
(最近はありませんが、
昔は目的がハッキリしないときにそういったことがよくありました)



なんでそんなに同じような本を買ってしまうのか?
実はそれには人の購買傾向が大きく関係しています。



あなたはこんな経験がありませんか?



・もう何足も持っているのに、同じような靴を買ってしまう。

・もうその分野の知識は十分なのに、また同じようなジャンルの本を買ってしまう。

・何度ダイエットに失敗してもまたダイエット商品を買ってしまう。



きっとここに挙げたものに当てはまらなくても
何らかの傾向はあると思います。


こういった内容は人によって様々ですが
その傾向はすべての人に当てはまることです。



あるものを買う人はそれを買い続ける


こういった傾向のことを「 buyer is buyer 」といいます。
日本語にすると「買う人は買う人」という意味ですね。
つまり、人は興味関心のある
特定のジャンルの商品を買い続けるという傾向があるということです。



もうこれはこれ以上必要ないかも・・・
と頭で考えることがあっても
また新しい商品や自分が知らなかった情報があると
つい手を出してしまうことがあります。


分かりやすい例は
ダイエットがあります。


痩せたい女性にとっては新しいダイエット法はとても魅力に映りますし
一度ダイエットに失敗してしまっても、
次はうまくいくはず!と、気合を入れて新しい商品を購入してしまうことが
あるかもしれません。

そして上手くいけばいいのですが、
結局は継続できなかったり、効果が出なかったり
途中で諦めてしまうことも少なくないはずです。。。


そしてまた次のダイエット法に手を出す・・・・


こういった、ダイエットが成功しない人がいるからこそ
ダイエット産業というのは未だにとても大きな市場になっています。
(皆がダイエットに成功したらもう需要は無くなるはずですよね^^;)


そしてうまくいっているダイエット会社は、
ダイエットを今までやったことのない人に向けて商品を勧めるのではなく、
一度ダイエット商品を買ったけれど上手くいかなかった人に対して
新しいダイエット法と名付けてキャンペーンを行ってきます。


「毎日5分の運動だけで10kg痩せる!」

「食事制限も運動も必要無い驚異のダイエット法!」

「たった7週間で◯◯kg痩せる!驚きの新ダイエット術!」

ダイエット業界ではこんな胡散臭いキャッチコピーが溢れています。
(実際はここまでひどくはないかもしれませんが・・・)


もしかしたらあなたは
もう買った人よりもまだ買ったことのない人に売ったほうが売りやすいんじゃないの?
と思うかもしれません。


でも実はそうではありません。


なぜなら、
今まで全くそういった商品を買ったことのない人をターゲットにするよりも
一度以上買ったことがある人をターゲットにする方が
購買の可能性は非常に高くなるからです。


つまり、彼らは「バイヤー is バイヤー」ということを理解しているので
こういった戦略をとってきます。


これは実際に頭では、もう止めようと思っても、
防ぐのは難しい購買心理です。


なぜなら自分がそもそも興味関心のあるジャンルであったり
好きな分野であったり
悩みを持っている内容であったりするからです。
(特に悩みを解決する商品というのは強力なモチベーションなので
一度失敗したことがあってもつい買ってしまいがちです)


これらを克服するにはそれらの商品を買う目的を明確にすることが大切です。

なぜ私はこの商品を買うのか?
なぜ今買わなければならないのか?
なぜこの人(会社)の商品なのか?


この三つの問いに対して明確に答えられるのであれば
購入する動機や目的がはっきりしているので
買って失敗する確率は低くなると思います。


もし、あなたがいつも同じようなジャンルの商品を買ってしまう。
買い続けてしまう傾向があれば、それが欲しくなった時
一度立ち止まっていただき、この3つの質問を自分に問いかけてみてください。


それに答えてから購入に踏み切っても遅くはないはずです^^


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Profile
山崎拓
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。


2015.02.07

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